学際生命科学東京コンソーシアム - Tokyo Interdisciplinary Life Science Consortium

English

2010年:国立大学法人 東京医科歯科大学学長 大山喬史

 生命科学は20世紀より爆発的な進展を遂げ、新たな学際領域を切り開く核として、また新たな産業を興す基盤としてその重要性は益々増大しております。それに伴って大学院での生命科学の教育にて高度の知識を得ることが出来ますが、研究者としてどういうスコープを持って社会に寄与するのか、これらを自覚した人間教育も必要であります。また一つの大学では学ぶ領域による専門性に限界があるため、社会で求められている幅広い知識をもった人間を育てるには大学間協力だけでなく、地域の研究機関や企業の協力が必要であります。学際生命科学の高度化を推進するために互いに補完的な特色を持つ、お茶の水女子大学の基礎物理化学と連携した物質生命科学、学習院大学の生命分子化学、北里大学の創薬を目指した生命創薬科学、東京医科歯科大学の臨床医学と連携した疾患生命科学等、四つの研究領域の連携交差に根ざした『学際生命科学東京コンソーシアム』を立ち上げました。さらに近隣のすぐれた研究機関、企業の協働連携を得て、以下の4事業を展開しております。

 教育高度化事業では各大学の特色を生かした共通科目を受講できる大学院共通カリキュラムの開発等による教育高度化システムの構築を、学生支援事業ではインターンシップや就職支援を実施します。また、産学地域連携事業では一般市民を対象とした生命科学領域における市民講演会や大学院生・地域の企業人を対象としたライフサイエンス分野知財評価人材養成プログラム等を、国際化推進事業では国際共同研究支援や英語教育の高度化を推進します。


国立大学法人 東京医科歯科大学
学長 大山 喬史

 4大学はこれらの事業活動を通じて研究機関、企業、地方自治体、経済団体と協力して生命科学研究の地域拠点を形成し、産官学連携によるイノベーションの推進に貢献します。この地域拠点から、国際社会にとって有用で人格を兼ね備えた多くの人材を輩出できることを期待しております。
既に、共通カリキュラム、シラバスも完成し、平成21年度より斬新な人材養成教育がスタートします。
昨年は、市民講演会「限りなく広がるいのちの科学」(学習院大学)、「進化するいのちの科学」(お茶の水女子大学)を開催し、多くの参加者から好評を頂きました。次回は来る4月10日に「大切ないのちを守る科学」(東京医科歯科大学)と題して開催します。